2026年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました!
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★「現状維持は最大のリスク」が投げかけるものとは?
2026年4月24日、経済産業省・中小企業庁より、2026年版「中小企業白書・小規模企業白書」が公表されました。今回の白書で特に印象的だったのは、「現状維持は最大のリスク」というメッセージです。
【“稼ぐ力”の強化が重要テーマに】
賃上げ圧力や人手不足、物価・金利のある時代への移行を踏まえ、今回の白書では、中小企業に求められる方向性として、“稼ぐ力”の強化が打ち出されています。
その具体策として、
①成長投資、②価格転嫁、③人材育成、④事業承継・M&A、⑤省力化投資やAI活用
などが挙げられています。単なるコスト対応ではなく、付加価値向上と生産性向上の両輪で考える視点が強調されている点が特徴的です。
【事業承継は「守り」ではなく成長戦略へ】
今回、個人的に特に注目したいのは、事業承継やM&Aが「稼ぐ力」を高める取組として位置づけられている点です。事業承継というと、これまで「後継者問題への備え」や「リスク対応」として語られることも少なくありませんでした。しかし今回の白書は、新たな経営者による変革や、事業・組織構造の見直しの契機として、事業承継を前向きに捉えているようにも読めます。これは、事業承継を「守り」ではなく、企業価値向上につなげる成長戦略として考えるうえで、示唆深い整理ではないでしょうか。
【AI活用・省力化投資も新たな論点に】
白書では、AI活用や省力化投資も重要な柱として位置づけられています。人手不足対応という守りの側面だけでなく、競争力強化や新たな成長機会として整理されている点は、今後の中小企業支援においても重要な視点になりそうです。補助金などの制度活用を考える際も、この文脈で捉えると見え方が変わるかもしれません。
【支援機関にも問われる伴走支援のあり方】
白書では、支援機関の役割や支援力強化にも言及されています。
金融機関や認定支援機関など、伴走支援を担う側にも、制度提案だけではなく、経営課題起点で支援を組み立てる視点が、より求められているようにも感じます。
【変化の時代に、どう変わるか】
「現状維持は最大のリスク」。この言葉は、中小企業だけでなく、支援する側にも向けられたメッセージなのかもしれません。今回の白書は、変化の時代における経営の方向性を考えるうえで、多くのヒントを与えてくれる内容だと感じています。今後の相談や支援の現場でも、こうした視点を活かしていきたいと思います。
いかがでしょうか?中小企業白書及び小規模企業白書を理解することは、国の各施策の有効活用に直結してきます。スクラムコンサルティングでは、これらの説明なども行っていますので、前向きな事業者様は、遠慮なくお声掛け下さい。




